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田中 大輔(丸の内本店) | « Main

書評~『四畳半王国見聞録』~笑いなしには読めない一冊!(丸の内本店・田中)

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四畳半王国見聞録

森見 登美彦
新潮社
1,470
円(税込)
2011.01

担当しているのはビジネス書ですが、今日は大好きな作家、森見登美彦さんの『四畳半王国見聞録』を紹介します。
 森見作品史上、最高にカオス!と名高い(?)本作は、森見さんの得意なフィールドである京都や四畳半といったモチーフの中で、独特の世界観の
7 つの短編が収められています。
 なかでもよかったのが、「蝸牛の角」という話。『四畳半神話大系』にでてくるぬらりひょんのようなあいつや『
新釈 走れメロス 』にでてくるあいつなど、他の作品に登場した人物が不思議なつながりをもって展開していきます。文章を読んでいるだけで、その情景が映像をみているかのように頭の中に浮かび上がってきました。これは森見さんの短編の中でも最高の作品かもしれません。

 また数式による恋人の存在証明に挑む男や、桃色映像のモザイクを自由自在に操る男、存在を誰からも気づかれない男など、あまり役に立たない不思議な力を持った人達の集まりを描いた「大日本非凡人会」も面白い。どれも発想が阿呆すぎて、(ほめ言葉ですよ)笑いなしには読めない一冊となっています。

 最後に、本作品にでてくる「ペコちゃんの憂鬱」という恐ろしい儀式。この儀式の詳細を知っている方がいましたら、どんな儀式なのかぜひとも教えてください。この儀式のことを調べようとすると、四畳半統括委員会の間の手が迫ってくるそうなので要注意を。あっ、誰かきたみたい…。

四畳半神話大系
四畳半神話大系
森見 登美彦
角川書店


新釈走れメロス
森見 登美彦
祥伝社

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氏   名 : 田中 大輔
勤務店舗 : 丸の内本店
担当分野 : ビジネス
趣   味 : 服を買う。音楽を聴く。写真を撮る。
心に残る1 : 森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』
自分を簡単に : 趣味とオシャレに生きる自由人

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