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鈴木 典子 (仙台アエル店) | « Main

書評~『作家のおやつ』(仙台アエル店・鈴木)

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作家のおやつ

ISBN 978-4-8051-0913-7 4582634427
出版社:
平凡社
刊行日: 2009.1
税込価格:1,680

 またもや、くいしんぼうの私はこの本に飛びついてしまいました。
現代の著名人のオススメのお菓子の本は次々と出版され、有名店が載っています。もう、見飽きるくらい。別に否定しませんし、わたしもその情報に踊らされるクチです。
 しかしこの本は昔の文人たちが愛した素朴なおやつが当時のまま載っています。そこがいい。
 表紙のホットケーキなんて今や普通にどこの家庭でも作れます。しかし当時は「万惣フルーツパーラー」にわざわざ食べに行くものだったのです。そんな洒落たことをするのは池波正太郎氏。
 池波さんは自著でも、かなり食べ物の好みを語っているので、それが写真で見れることの楽しさったらこの上ない。やはり想像するのと実物は違います。
 そして私が笑ってしまったのは、大好きな写真家、植田正治(うえだしょうじ)氏の口ぐせがうちの母と同じだったことです。
「なんかないか、なんか甘いものないか」よく、夜になるとうちの母はお茶を飲みながら、口寂しいのか「なんかないかな~、甘いのないかな~」と、目の前の私に言います。会社から帰ったばかりの私が甘いものを持っているわけがないのに。
 でも、この本を見て「あぁ、同じこと言う人いるんだ!」と何故か安心しました。なにせ、うちは常に甘いものがある家庭。他の家では夜にお菓子を食べたりしないんじゃないか?とか思っていたので。
 この本は家族でまわし読みしました。くいしんぼう家族なので。
読むときは是非お手元に自分のお気に入りのおやつを!じゃないと、本を読みながらよだれを垂らすことになるかもしれません。

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氏名: 鈴木 典子
勤務店舗:仙台アエル
担当分野: 和書一般全て(主に文芸・文庫・新書)、書店暦は12年、丸善暦は6年目
趣味または最近こっていること
真夜中のお菓子作り、かぎ針編み
座右の書または大好きなタイトル 冷静と情熱のあいだ Rosso
自分を簡単に: 見かけは元ヤン、本当はただの文学女子

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