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日本橋店の万年筆メンテナンス
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タイトルは「イチオシ」なのだが、今回ご紹介するのは「日本橋店イチオシの逸品」のご紹介ではなく日本橋店のサービスである。商品ではないので「特筆すべき」ことも特にない。
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月に入ると万年筆のメンテナンス、修理のご依頼が急増する。年賀状を書こうと万年筆を取り出してインクを入れてみたものの、ペン先からインクが全く出ないということでお持ちになるケースが圧倒的に多い。それはペン芯に乾燥したインクが詰まっているので、水で洗ってインクを流してしまえば元に戻るのである。しかしながら、ご自身でメンテナンスを行なうのが不安である場合ぜひ日本橋店にお持込いただきたい。
ペン先の仕組みについてご説明しておくとペン先の機構は「ペン先」と「ペン芯」に分けられる。「ペン先」はご存知のとおり金属でできている。「ペン先は」金を含む合金である場合もありスチールの場合もある。「ペン芯」は樹脂である。この部分はメーカーによって仕組みが異なっており形状もまちまちであり、また、同じメーカーでも作られた時期によって異なることもある。
ペン先は「万年筆の命」といわれるが、実はペン芯が裏方としてペン先を支えておりペン芯がダメになるとどんなに高価な万年筆も筆記具としての価値を失ってしまうのである。
ペン芯には「櫛溝」(フィン)と呼ばれる溝が切ってあって、と空気を取り入れ、インクを吸い上げ、インクフローを安定させる役割を担っている。ペン先とペン芯の間の狭い隙間をインクが通ってペン先の末端にまで到達する。非常に繊細な機構である。その隙間にインクが乾燥して詰まってしまったら当然インクが出ない。日本橋店では超音波洗浄機で洗浄する。30分程度洗えば大概の汚れは落とすことができる。
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万年筆の部品 胴軸、キャップ、ペン先
ペリカンM400のペン先 ペン先とペン芯がコンパクトにまとまっている。これをソケットと呼んでいる
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パーカーソネットのペン先
非常に繊細な櫛溝が切ってある。
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ペン芯は樹脂であるから劣化する。部品が割れたり痩せたりしてインクが漏れる。インク漏れはインクが出ない以上に深刻なのである。こうなるとご相談ということになり、メーカー、代理店などに預けることになることが多い。
修理に要する時間は、国内メーカーの場合一ヶ月、海外メーカーで日本にリペアサービスがある場合一ヶ月半。海外メーカーの場合、古いタイプ、限定品などで日本に部品がない、日本にリペアサービスがない、などの理由で海外に送ることになるともっと時間を要することになる。
繰り返しにはなるが、30分程度でクリーニングは終了するので日頃からご来店いただき係員のウンチクなどに耳を傾けていただければ幸いである。
日本橋店では11月19日(木)が修理品年内引き渡しの締め切りとなっているので、万年筆の点検はお早めに。
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※万年筆のメンテナンスについては万年筆取り扱い店舗で承りますが、詳細については最寄の万年筆取扱店舗にてお尋ねください。
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