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日本橋店のイチオシ文具その56~『早川式繰出鉛筆』

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たまたま天気がいい日があったので「さくら通り」の写真を撮った。まだまだ満開ではないが、今週末には見ごろでたくさんのお花見のお客様がいらっしゃることであろう。

今週は何を書こうかと、店内をくまなくチェックしていて、やはり4月1日から開催する『世界の万年筆展』にちなんで万年筆の話を書こうと、一旦は書きかけたものの、何か心に引っかかるものがあって、もう一度高級筆記具のガラスケースを隅から隅まで見回してみた。

心に引っかかったのはこれであったかと、高級万年筆の間に置いてあった、この「シャープペンシル」をご紹介する。

【早川式繰出鉛筆】限定復刻       シャープペンシル 10,500円(税込)
ボールペン 10,500円(税込)

早川徳次氏(1893113-1980624日)をご存知であろうか。金物職人であった早川氏が『早川式繰出鉛筆』という名前で特許を出願したのが1915(大正4)年のことだそうである。後にエバー・レディー・シャープペンシル(Ever Ready Sharp Pencil)と改名した。もっとも初期のタイプは銀軸、回転繰り出し方式。芯の太さは1.15mmとかなり太く、15本生産されたそうである。

錺(かざり)リングはシルバー925

シャープペンシルというと一般名詞のように感じていたが、実はこの早川氏の作った繰出鉛筆こそがシャープペンシルであり、早川氏は後に早川電機工業を起業し、1970年には「シャープ」と社名を改名したのである。

シャープペンシルの実物はシャープ株式会社歴史館(奈良県天理市)に今でも展示されている。

このシャープペンシルをプラチナ萬年筆が復刻したのは今年の2月のことである。

復刻に当たって、軸は真鍮に銀メッキ。錺リングはシルバー925(スターリングシルバー)が使われている。軸の表面はエンジンタン彫刻仕上げ。芯の太さは0.5mmのものがご利用いただける。一万本限定。専用桐箱パッケージ入り。ボールペンタイプも用意されており、0.7mm黒インクが装備されている。

特筆すべきは実用品であるはずなのに細部にまで装飾を施してある点であり、昔の人はどうしてここまでこだわったのだろうか。「錺(かざり)リング」の装飾などは、彼のスペインはバルセロナに高くそびえるサグラダ・ファミリアの一部かと錯覚するような、精密かつ躍動的で使う物の心をつかんで離さない。

まさに日本橋店オススメの逸品である。

※日本橋店では代金引換による発送も承っております。その際、送料、代金引換手数料を承ります。詳しくは日本橋店文具フロアにお尋ねください。

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