知の巨匠たち

知の巨匠たち

知の巨匠たち/大学で教鞭を取る丸善に縁の深い先生方のインタビュー。日本の知を支える巨匠たちの実像に迫ります。
今年開設50周年を迎えられる慶應義塾大学附属研究所斯道文庫、堀川貴司先生にお話を伺いました。

「漢文の世界には非常にいきいきと、そういうものを短くスパッと表現してくれる言葉がたくさん詰まっていて、そういう言葉が、我々に生きる力を与えてくれる、そういうところがあるように思うんです。」

弊社出版事業部より多数書籍を出版されている、法政大学理工学部教授川成洋先生にお話を伺いました。

「現在、僕は、合気道6段、居合道3段、杖道3段です。別に段位を自慢したくてこのことをいうのではありません。僕は健康増進のために始めたんですが、運動神経が皆無に近い人間でも(笑)何とかできるものだということを示したいんですよ。それに、もっと重要なこと、つまり「文武両道」を提言したいと思います。」

『イギリスに花開くヘレニズム』( 丸善プラネット )について早稲田大学教育学部教授西山清先生にお話を伺いました。

「ロマン主義というのはしっかり啓蒙思想の波に乗っているところがあります。その一つの典型が、この「エルギン・マーブル」であり、ヘレニズムの復活です。だから、その文脈でロマン派の運動を総括するというのが、私の最終的な目標なんです。この本はいわば中間報告といったようなものになっているんです。」

民族自決の果てに-マイノリティをめぐる国際安全保障』( 有信堂高文社 )を4月に上梓された上智大学外国語学部教授 吉川元先生にお話を伺いました。

「安全保障の歴史を学び、国際平和と人間の安全は必ずしも両立しないこと、国益を越え、国境を越え、民族を越えて、弱者に対するいたわりとか、同情とか、理解という方向に発展していって欲しいなと思っています。」

今年2月に『想い出のブックカフェ』( 研究社 )を上梓された慶應義塾大学文学部教授巽孝之先生に、本にまつわるお話を伺いました。

「オブジェとしての本を手にして読むという経験が成り立つためには、片手でコーヒーを啜ることのできるカフェというのは重要な場所であって、そうでなければ、自分のオフィスでインターネットでコピペしながら書いてという生活で構わないでしょう。本の手触り、造本も含めた本の手触りからじっくり読んで楽しむという読書の原点に戻りたいというのが、ひとつの動機でした。 」